閑々亭
上野動物園の続きです。
先日のサーラータイからちょっと進むと
「閑々亭」があります。
説明板の要点を紹介しますと、
閑々亭(かんかんてい)は、
寛永3年(1626)伊勢国安濃津藩主藤堂高虎が、
客をもてなすために作った茶室です。
高虎はまず、
上野の私邸内に東照宮を建て、
前後してそのとなりに寒松院という寺を建て、
さらに閑々亭(命名の経緯は下記)を建てました。
翌4年、
東照宮に参拝した将軍家光が、
その帰りにもてなしを受けた際に、
「武士も風流をたしなむほど世の中が閑になったのだから、
閑々亭と名づけるがよかろう」
といったことによる命名といわれています。
寒松院は明治元年(1868)彰義隊の戦いで焼けましたが
明治11年(1878)5月、
この場所に閑々亭だけが復旧されました。
白文字の「閑々亭」。
閑々亭入り口。
閑々亭左横の小庭。
紅梅が咲き始めていました。
閑々亭を過ぎて進むとトラ(昨日のスマトラトラ)がいました。
「高虎」の次が「スマトラ虎」だったというオチ。
これで上野動物園は終わりにします。