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Photo & Essay

◎  新宿御苑 

先日の午後、
新宿へ出たついでに、
御苑に寄って、
散歩してきました。

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この日はカメラを持って行かなかったので、
ケータイでこれ1枚を撮りました。

曇り空の下にひんやりとした風が吹いていました。
銀杏の葉も大方落ちて道路も芝生も黄色になっています。

休憩所のベンチに腰を下ろすと、
目の前の池を背景に12~3人の老年男女が、
記念の集合写真を撮っていました。
随分とはしゃいでいるようで、
賑やかな声が聞こえてきました。
写真を撮り終えると、
ガヤガヤわいわいと大きな声を響かせて、
移動していきました。

今日は一人で眺めていますが、
私もついこの間、
もっと大勢で、
彼らと同じように、
ワイワイがやがやと
この公園を散策しました。

彼らのこと、自分たちのことを思っていたら、
ふと、
明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは
の歌を思い出しました。

そしてこの歌から、
中学時代の友人、
Y君のことを思い出しました。

Y君は戦争中、
東京から疎開してきましたが、
事情があったらしくて、
戦争が終わっても、
東京に帰らず、
お祖父さんと二人で暮していました。
そのお祖父さんから教わったといって、
この歌を説明してくれたのです。

彼はその頃(中学2年生)、
詩を書いたり、小説を書いたりしていて、
将来は小説家になるのだと夢を語っていました。

中学を卒業すると、
彼は町を出て行きました。
東京の高校に進んだのか、
就職してどこかへ行ったのか、
はっきりしませんでしたが・・・

それからほんの数年後、
「Yが自殺した」
という噂を聞きました。
どうして?
どこで?
それは分かりませんでした。

新宿御苑の、
どんより曇った初冬の景色が、
こんなことを思出させてくれました。。。

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暗い話を書いてしまったので、
よく晴れた日に撮った
御苑の紅葉・黄葉を載せておきます。

2IMGP9147.jpg



3IMGP9268.jpg



4IMGP9291.jpg


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2010/12/14(火) 11/30|| [edit]

capucinoさんの携帯の写真初めて拝見しました。
ピントも露出も構図も上手に操作されて居ます。
私は携帯では電話以外の使い方を知りません。

新宿御苑の散策からの哀しい連想。
私も2度ほど嵐に出逢いましたが、また何時の日出会うやもしれません。
今年は会社OB会のメンバーの
主に体調の不具合による思わぬ知らせが十指を越えました。

若い頃の挫折を聞くのとは違った感慨があります。終点はお互いに近いかと。

晴れた日の紅葉は今年最後の彩色です。
とても綺麗です。

2010/12/15(水) 18/43|URL|ijin [edit]

ijin7wth2さん、
コメントありがとうございました。

ケータイは所有しているだけで、あまり使いません。
最近新しい機種に変えました。(業者に変えさせられました)
カメラの機能はずいぶんよくなっています。
但し通常のカメラに比べ、操作が面倒くさいです。

ほんとに『終点間近』であることを、何かにつけて感じておりますが、
『終点到着』までの時間を楽しみたいと思っています。

2010/12/20(月) 21/57|URL|capucino [edit]

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