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Photo & Essay

◎  ピーター・ラビット 

『ピーター・ラビットのおはなし』シリーズは、
ヘレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter, 1866~1943)によって、
ここウインダミア湖のほとりで書かれました。

ポターはロンドンの裕福な家に生まれ、
幼少時代はナースとガヴァネス(家庭教師)によって育てられました。
他の子供たちとあまり関わることなく、
イモリ・蛙・蝙蝠・ウサギなどを飼い、
小動物や植物に興味を抱くようになります。
何時間も飽くことなく観察し、
外出や遠出の際にペットもよく一緒に連れて行きました。
ピーターラビットのモデルになったウサギもこの頃飼っていたといいます。
夏はパースシア地方・スコットランド・湖水地方などの貸し別荘で過ごしていました。

彼女の書いた『ピーターラビットのおはなし』は、
湖水地方で観察した小動物が発想の素材となっています。
周囲のすすめで出版されて好評を博し、
結局23冊の本を書き、
本の売上から多くの収入を得ました。

晩年はイギリスの湖水地方で牧羊場を購入、経営しました。
彼女はその景観を愛し、
安定した著作権使用料と両親の遺産で地元の土地を買い上げました。
彼女はナショナル・トラスト運動の創始者の一人の友人であり、
自身の財産で多くを小屋、15の農場、4000エーカー(16km²)の土地を買い、
その美しさが失われないように努力しました。
彼女の遺産は現在、湖水地方国立公園の一部となっており、
晩年を過ごした自宅はヒル・トップという名で一般に公開されています。

ボウネスの街に『ビアトリクス・ポターの世界』
("The World of Beatrix Potter Attraction")
があり、
ヒル・トップは湖の対岸の山の上にあります。


ピーター・ラビット

前置きが長くなりましたが、
『ビアトリクス・ポターの世界』をご案内します。
入ると、
短い映画を見せてくれます。
日本人には日本語で説明が流れます。
映画のタイトルです。


ピーター・ラビット

展示室内は撮影自由です。
沢山撮ってきましたが、
物語をよく知りませんので、
どういう場面であるのかも知りません。
というわけで、説明抜きの、写真だけの紹介です。


ピーター・ラビット



ピーター・ラビット



ピーター・ラビット



ピーター・ラビット



ピーター・ラビット

ここからが『ピーター・ラビットのおはなし』のようです。

お母さんの言いつけを破ったピーターは
マグレガーさんの農場へ忍び込んで、
野菜を食べて、
マグレガーさんに見つかり、
追いまわされます。
辛くも逃げ出しましたが
上着と靴をなくしてしまい、
上着はマクレガーさんの案山子に利用されてしまいました。


ピーター・ラビット

お母さんが
「マクレガーさんの農場へ行ってはいけませんよ」
と言っているところでしょう。


ピーター・ラビット

お母さんの言いつけを守らず、
マクレガーさんの農場に忍び込んで、
野菜を食べている所だと思います。
もう上着を着ていませんが・・・・・



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